目次
問題
成人の脊髄で正しいのはどれか。(第17回 午前52) 解体新書
選択肢
- 前角に運動神経細胞が存在する。
- 脊柱管より長くなっている。
- 白質は中心部に存在する。
- 全長にわたり太さは一定である。
正解
1番:前角に運動神経細胞が存在する。
解説
【脊髄】は、中心部が灰白質で【中心灰白質】と呼ばれる。前柱の前角には、運動ニューロンの細胞体があり運動繊維は骨格筋へと繋がる。側柱には、平滑筋・伸筋・腺などの自律神経系のニューロンの細胞体がある。後柱には、知覚ニューロンの細胞体がある。前柱や側柱から出た神経線維の束が脊髄から出る部分を前根と呼び、後根からは知覚繊維が脊髄に入る。/外側は、白質となっており脊髄を上下に走る神経線維となる。➡【前索・側索・後索】に区別される。 /脊髄の太さは、小指ほどだが頚と腰のあたりは太くなっており【頸膨大・腰膨大】と呼ばれる脊髄は、脳の延髄に続いており大後頭孔からL1~L2くらいまでは脊柱管内に収まっている。(下端は脊髄円錐と呼ばれ、さらにその下には馬尾として続き脊柱管内に収まる)
コメント